カメルーン紀行 ①『日本の日』
Cameroun Yaounde
« La journée du Japon »
日本ではサッカーで名を知られていて、アフリカ中央西部に位置するカメルーン。
去る9月10日、そのカメルーンの第二の都市、Yaoundéで開催された
日本大使館主催のイベント「日本🇯🇵の日」に参加させて頂きました。
会の柱は裏千家の社中による茶道デモンストレーションでした。
参加されたカメルーン人でカトリック信者の50代のYさん。
カメルーンはキリスト教徒、特にカトリックが多いのですが、
日本大使館主催の、茶道を体験して曰く、
「僕が興味あるのは精神的なこと。茶道とキリスト教は共通するものがあると思った。僕たちは、人種、国が違っても、同じ心を持っているんだ。道が違うだけだね。」
素晴らしい意見ですね。実際、調べてみると、
茶道ではお菓子を主客から順番に回しますが、キリスト教のミサでもパテナ(聖体皿)に置いた聖体(パン)を取り回しして頂く所作があります。
茶碗に、茶巾や茶筅を仕込んで用意しますが、ミサでも聖杯を仕込むんだそう。
大変興味深く思いました。
また、明治時代にドイツ人ゴリラ研究者にお供してカメルーンに来た 角田市蔵(つのだいちぞう)さんを慕い、角田市蔵さんのことを調べているカメルーン人グループが、発表をされました。市内に立派なお墓があるそうです。
大勢の人々が質疑応答をしました。
おそらくあまり日本で知られていない角田市蔵さんという人が、カメルーンでこんなに話題になるとは驚きます。
明治天皇の絵もプロジェクターに大きく映し出されました。
私はフランス語がわからなくて、残念でしたが、明治天皇をカメルーンの皆さんが慕い敬っている様子が感じ取られました。
その他にも、かつて名古屋大学、早稲田大学、富山大学などに日本の国費で留学された親日家の方達がいらっしゃって、熱心に日本とカメルーンの関係について発表されていました。
当日の様子は、カメルーンの新聞でも大きく記事になりました *\(^o^)/*