職人仕事の草履、生き返り
ン十年前の母の草履復活
昔の草履は職人さんの手が込んでいますね。
私の母が履いていた草履の中で、台の表面(天)がメッシュ編みのものがあります。
最近は、こういう草履をあまり見かけません。
職人さんの手が込んでいるものは私の好みです。
母の草履、傷んでいないからもったいないと思い、
私の方が母より足のサイズが1センチ大きいため、
かかとが草履から少し出てしまうのですが、
勿体ない精神で、普段履きに使っていました。
最近、近所の呉服屋さんに、
草履職人さんが催事で来訪されていて、知り合いに誘われて出かけました。
「その草履は山羊皮ですね。今は無いよねー。鼻緒をすげ替えたら、新しいイメージになるし、足もゆとりが出来てずっと履きやすくなりますよ。」
と勧められました。
ちょうど鮫皮の鼻緒があって、その鼻緒なら、台と雰囲気もピッタリです。
これなら、大島紬などおしゃれ着の着物にも合いそうだと思いました。
おじさんの営業トークにのって「お願いします」
早速、鼻緒をすげ替えてもらったら足が楽になって、
かかともあまり飛び出さなくなって、とても履きやすく、
ン十年前の草履が蘇りました。
写真左がbefore
写真右がafter
職人さんの伝統工芸や、手仕事が光るものを大切に使っていきたいと思います。