山田 聡子のギャラリー凜(北名古屋市)

漆喰塗り体験講座受講

ギャラリー凜が在る北名古屋市は名古屋城に近いから、もともと職人さんが多く住んでいたそうです。
 
北名古屋市在住、黄綬褒章の漆喰職人、(左官工)長谷川敬郎さんのご指導の下、漆喰塗体験をしました。
長谷川さんは家業を祖父、お父様から引き継いで三代目だそうです。
私も、母方の祖父が戦後左官業を大きく営んでいたので、道具のコテなど私の幼少の記憶に残っていて、懐かしさもあります。
 
「本来の漆喰はとても手間がかかる仕事で、 五段階の塗りを経て完成させるから、壁が厚くて火災が起きても燃えないで壁は残る。」
 
「現代のクロス壁は直ぐに燃えて建物が全焼する。」
「漆喰は吸湿、消臭効果があり、結露しない。」
「本来の漆喰は手間も時間もかかるけれど、天然素材を使った健康的で安全な壁だ。」と長谷川さんに教えていただきました。
 
パネルの上から順に五段階の工程で壁が塗られます。

 

その後、
天然の海藻を使い、前日に練って一晩以上寝かせた漆喰と、
化学のりを使ったお手軽な漆喰風のものを使い比べて漆喰パネルを作りました。
 
 
 
 
漆喰 天然
上の写真は、天然素材で作る昔ながらの本来の漆喰。海藻を使い、練って一晩以上寝かせてから使うのだそうです。ベージュ色です。
 
私が体験試作した漆喰パネルの真ん中部分は天然の漆喰、両端の白い部分は化学糊の漆喰です。
長谷川さんが提供してくださったタイルで飾りました。
 
 
使い終わった道具はすべて感謝の気持ちを込めて丁寧に洗います。
下の写真は、長谷川さんが大切に使ってきたいろいろな大きさのコテ。
先代から引き継いだ貴重な道具です。
 
 
長谷川さんは、依頼をすれば体験講座を開催してくださいます。
漆喰塗りだけでなく、暮らしの中の大切なことも教えていただけます。
長谷川さん、
貴重な道具を使って、貴重あ経験をさせていただき、ありがとうございまし
是非お子様を含む皆さまに漆喰塗りを体験していただきたいです。
 
 
長谷川さんのご紹介はこちらのNHKのリンクをご覧ください。
長谷川芳郎 漆喰職人、左官、漆喰、黄綬褒章
 
 
 
 
 

コメントは受け付けていません。

特集