カメルーン紀行④ 布
カメルーンで魅了されたのは布!
北部で綿がとれ、織物もドアラという都市で生産されるそうですが、カメルーン以外にもコートジボアール、ナイジェリアなど西アフリカの国々やオランダの布も売っていました。
私が訪問したYaoundeにある高級な雰囲気の布屋さんでは、オランダ VLISCO社のSUPER WAX BLOCK PRINTSと印刷したラベルが貼ってある布が沢山あり、どれも素敵なものでした。綿の布にワックス加工がされていて、ハリがあります。デザインは布の両面に印刷されています。
ろうけつ染めのように、生地の両面に、模様をつけるために樹脂をつけて防染し、桶にいれた染液につけて浸染させ、その後、樹脂などを落とし、再度、木版ブロックやローラー機械などで染色する方法で作られるようです。
19世紀にオランダの植民地インドネシア 、ジャワ島にあるバティック(別名 ジャワ更紗)という ろうけつ染の布地から、アフリカンプリントを作り出し、西アフリカに広げたのはオランダだからでしょう。
カメルーンでは、こうした布を買って、クチュリエさんと呼ばれる仕立屋さんに持ち込み、自分の好きなデザインの服や小物を作ってもらうことが盛んなようです。
駐在の日本人の奥様や職員さん達は、仕立屋さんに頼む一方で、ご自身で色々な物を作るのも楽しみなようです。 物が日本のように豊かにはない社会で、楽しみを見つけて心豊かに暮らしていらっしゃり素敵だなあと思いました。
帰国に際して、私にも素敵なお土産をくださり、とても嬉しかったです。ありがとうございました。
ポケットが付いていて、機能性も兼ね備えたお洒落なエプロン。
リバーシブルで使えるバッグ。
海外青年協力隊の若者達は、浴衣を作っていらっしゃりました。とても素敵です。
左側二人と、右側一人の女性の浴衣と帯はカメルーン製。
また、ユニークなものでは、10月7日に、大統領選を控え、在職35年目を迎える大統領プリントの布も売られていて、そのプリントで作られた服などを着ている人も巷に多くいるそうです。
カメルーンでは、布遊びが楽しそうです。