砥部焼の原料、陶石
コロナ以降数年ぶりに砥部焼の産地訪問。
先ずは松山空港で、空港モニュメント『三美神』お出迎え。
(制作において彫りをした酒井芳人さん、絵付の中元竹山さんも既に鬼門に入られ、現役は、陶器を作られた白潟八洲彦さんのみ)
空港からレンタカーで到着した緑豊かな砥部町の風は爽やか
地下に構造線が走る砥部には、焼き物の原料、天然陶石がまだ豊富に埋蔵されていますが、
その採石場に久しぶりに訪問!
この採石場で採掘されているのは、砥石の原料でもある天然古代陶石。
伊予砥石として、奈良時代の正倉院文書にも記載がある歴史の古い陶石。
一時は、名古屋の窯業会社の採石場でもあり、ここから瀬戸へたくさん土が運ばれたと言いますが、最近は焼き物の生産が減り、また砥石は人工砥石が増えた為、経営が難しく、お父様が苦労されていました。
久しぶりに訪問すると、採石場の経営をお父様は完全に息子さんに任せ、息子さん夫婦が力を合わせて活躍の場を広げていらっしゃいました。
国もこの貴重な天然砥石をサポートしだしたそうです。
また、これまで破棄されていたB級土で焼き物を作る試みも始めたそうです。
砥部には、他の地域から物流費をかけて購入しなくても、良い陶石がふんだんにあり、砥部焼は恵まれています。
曰く、砥部焼は完全に自前で地元で完結できる!と。
私は再会を喜び、
私は若い夫婦が夢を持ち、目標掲げ頑張る姿にエネルギーをいっぱいもらいました。