カメルーン紀行 ②木工品
カメルーン滞在中に、花を生けたり、着物を着て抹茶を点てる機会がありました。
もともと文化交流をすることが願いの私には、嬉しい機会を頂きました。
花器になるものを探していたら、木工製品の器が見つかりました。
見た所、黒檀のような木材で、色々なものが作られています。可愛らしいゾウのキーホルダーもありました。
木の種類を現地の市井の方達に聞いてもはっきりとわからないから、これはなんという木なのか、調べてみようと持ち帰りました。
カメルーンは輸出産品の第一位が原油で、第二位が木材だそうです。
コンゴ民主共和国を中心に、コンゴ共和国、ガボン同様、カメルーン南部も一角を占めるコンゴ盆地の熱帯雨林は、アマゾンにつぐ世界で二番目に大きな熱帯雨林があ利、ジャケツイバラ科アフゼリア属の広葉樹 通称、アフリカケヤキなどが取れるそうです。(カメルーンでは、アパ、ドウシェと呼ばれる。)
近年、欅(けやき)の代用として寺社仏閣の建築材として用いられることもあり、奈良の興福寺の中金堂再建に今回使われることになったそうです。間口36.6メートル、奥行23メートル、高さ21.2メートルの巨大な建物を再建するのに、無垢のヒノキが日本には見つからず、岡村邦夫前大使の御尽力で、カメルーンのケヤキが使われることになったそうです。