展覧会「未来に繋ぐ徳扇琳派」を終えて
6月1日~3日、北名古屋市鹿田にある仁昌寺様にて、
ギャラリー凜主催の『未来に繋ぐ徳扇琳派」展覧会を開催しました。
今回の展覧会では、展覧会の名前の通り、
琳派発祥の地、京都の鷹峯で創業し、300年以上にわたり代々創作活動をしてきた藤林家の十二代藤林徳扇先生と
その次男で徳扇先生の技を継承する藤林徳也先生親子の作品を一緒に展示させていただくことで、
琳派の枠を超えて独自性を生み出してきたこれまでの徳扇琳派が、徳也先生の時代に益々発展していくよう期待を込めました。
玄関には、90歳を超えて尚お元気でご活躍の地元在住山田氏にお花を生けていただきました。
豪華な花はすべて氏のお嫁さんが丹精込めて育てられた元気なお花です。
山田氏は痛んだお花を毎朝手入れしにきてくださり、
お客様たちは元気なエネルギーいっぱいの勢いのある生け花を見て大変喜んでくださりました。
私も毎日元気をいただきました。
また、お花と一緒に飾らせていただいた屏風は、山田氏所蔵のものでもともとは襖絵だったそうです。
地元の 故 大口千代次郎氏の筆。(画号大自然道人 秋畝 )
十二代藤林徳扇、徳也 両氏の作品や、砥部焼 八瑞窯白潟八洲彦氏の器、華道竹泉古流の家元及び師範の方々の生け花のみならず、地縁の方々のご協力もいただけて、内容を充実させることができました。
今回は、3日間で200名の来場者をいただきました。
身近な場所で素晴らしいものが見れたと地元の皆さんに喜んでいただき、大変嬉しく思います。
仁昌寺様はじめ大勢の皆様から多大なご協力をいただきましたことに心から感謝申し上げます。
次回の展覧会は
9月20日~25日
東京 有楽町の日本基督教団 銀座教会にて
予定しております。
東京近郊の方は楽しみにお待ちくださいませ!