九谷焼 松本いづみさんの作品
こちらは今回初めてギャラリー凜の展示に登場する金沢の九谷焼 松本いづみさんの器です。
九谷焼は土からの成形と絵付けは別の人が担う分業の場合が多いのですが、松本さんは土から絵付けまで一人で携わり、白磁に金彩、プラチナ彩を入れ、すべての工程を自分一人で担う松本さんの技法でしか作れない個性あふれる器作りをされています。
白い地肌に釉薬はかかっていません。
その代わり、素焼の時と本焼きした後に磨きます。
スベスベした感じにするために二回磨きますが、釉薬をかけるより手間がかかります。
素焼き後、釉薬で下書きを描き、焼いた後に、金、プラチナ彩を入れて焼き、出来上がりまでに3回以上焼いています。
松本さんは石川県デザイン入賞多数の実績がある作家さんです。
ギャラリー凜では、6月30日から7月31日まで開催する「夏の器」展で松本さんの器を多数展示しております。
事前ご予約の上、是非ご高覧ください。