山田 聡子のギャラリー凜(北名古屋市)

砥部焼 緑光窯 亀田緑光さん、茂友さん

今回初めて作品を展示させていただく緑光窯の亀田緑光さん、茂友さん親子。

 

お父様の緑光さんは愛媛県無形文化財。 親子共に受賞歴多数で日本工芸会正会員でいらっしゃる実力派です。2021年度第68回伝統工芸展は茂友さん、2022年度の第69回伝統工芸展も緑光さんが入選されています。(緑光さんは通算11回、茂友さんは7回入選)

 

一度に釉薬をかけると割れやすくなるため、青白の釉を浸し掛けして乾燥させ、再度青白の釉を吹き付けるのだそうです。そうすることで美しく深い色合いの青白磁が出来上がるのだそう。

 

青白磁の色合いを深く出すためには、たっぷりとした施釉が必要となります。 そのためには、浸し掛けではなく、吹き付けをなさるそうです。

こちらの小鉢は息子さんの茂友さんの作品。

形が美しく、とても使い易そうな鉢で、私は一目見て気に入りました。

いくらを入れたいと思いました。

 

 

 

 

こちらの夫婦湯呑みはお父様、緑光さんの珍しい一点物で、コロリンとした形がとても可愛いです。

青白釉を浸し掛けして乾燥した後で、青釉を吹き付けられたそうです。

吹き付けた釉を下まで落とさず止める厚みは、熟練の技によるものです。

 

 

 

今回は親子1点ずつだけの出展となります。

これから緑光窯さんの作品作りについて少しずつ学んでいきたいと思います。

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