山田 聡子のギャラリー凜(北名古屋市)

砥部焼 八瑞(Hachizui) 窯 白潟八洲彦 – Yasuhiko SHIRAGATA

白潟八洲彦先生作陶風景

 

白潟八洲彦の世界観

 

自然への崇拝、森羅万象への愛

 

砥部に陶石(陶磁器の原料となる岩石)が埋蔵されている意味を考えた。

窯業原料のルーツは地球中心部のマグマである。

地球誕生とともに火山、鉱物の存在がある。
砥部は自然豊かな土地で、地層には陶石がある。
地球が誕生して46億年、地球上にある水、植物、動物、生物あらゆるものは必要だから存在している。
砥部に陶石があるから砥部焼がある。

砥部焼 白潟八洲彦 白磁 TOBEYAKI  white porclelain

 

 

何故大物つくりにこだわるのか?

 

窯を持った頃は、技術さえ覚えればやっていけると思って技術を磨き精進してきた。
しかし10年程経過した頃、この仕事は技だけでなく、自身の中身(人間性)で勝負するものだと気付き以降、自分の世界で勝負するようになった。
大物つくりは、自分自身のろくろ技術のバロメータになるから挑戦し続けている。

焼成後高さ1m超えのろくろ形成を達成。

 

大物で難しい点

 

形成する手順をマスターする事

 

砥部焼 白潟八洲彦 白磁 TOBEYAKI  white porclelain

 

作品には小動物や昆虫がついているものもあるが、そうしたアイデアはどこから?

 

作品はいつもひらめきから生まれる。
調子が良い時は作陶中に次に作陶するもののイメージが出来上がる。
40才~50才の作品が一番シンプル。
それを経て培ってきたものの上で現在がある。

 

砥部焼 白潟八洲彦 白磁 鳥 TOBEYAKI  white porclelain

 

白潟八洲彦 代表作品「生命の碧い星」

 

国境が描かれていない地球儀。高さ210㎝、幅105㎝、重量300㎏
国連欧州本部(スイス・ジュネーブ)軍縮会議議事場ロビー及びアイゼンハワー大統領が構想し、文化芸術こそが人類にとって必要不可欠な経験である」というJ.F.Keneddyの理念で設立、運営されるJ.F.ケネディーセンター(アメリカ、ワシントンD.C.)玄関ロビー等に世界平和、友好、地球の保護を象徴する星として展示されています。

 

The Kennedy Center receives The Blue Star of Life from Japan

【YouTube / The Kennedy Center 12:12】
「生命の碧い星」組織委員会は、ケネディセンターのテラスシアターロビーに展示する磁器の花瓶を寄付しました。
「生命の碧い星」は、伝統工芸士である日本人アーティスト白潟八洲彦によって考案・作成された地球型の磁器の花瓶です。この作品は1995年以来ジュネーブの国連パレ・デ・ナシオンの商工会議所ロビーに展示されていたオリジナルの花瓶とほぼ同一です。
2015年5月29日の式典はジョン・F・ケネディ大統領の生誕​​記念日であり、ここにケネディセンターと日本の人々の間の長年の関係を示しました。ケネディセンターのデボラ・F・ラッター会長は、ケネディセンターを代表して「生命の碧い星」を受け取りました。

 

 

白潟八洲彦 匠の技

 

こちらの動画は八瑞窯で撮影されました白潟八洲彦のインタビューを元に編集したものです。前半では壺の製作でろくろを回す現代の名工の手をご覧いただけます。また後半では「生命の碧い星」の作陶の様子をご覧いただけます。これは超大型陶器の作成過程が写された大変貴重な資料映像でもあります。

 

白潟八洲彦 略歴

1955年 砥部焼道に入(五松園窯 酒井芳人師(従兄)の下・土の手得る)
1968年 青年海外協力隊参加。フィリピン、ソル祖ゴンにて陶芸指導(JOCV)
1970年 大陶愛山窯跡にて八瑞窯創業、油窯築炉、ロクロ師奥義目指
1982年 『白磁壷』愛媛県県展にて美術会大賞受賞
1985年 『染付四君子文蓋付大壺』砥部焼祭新作展特別賞受賞(炎の里蔵)
1987年 愛媛放送奨励賞受賞(白青会員)進入路・橋改修、親柱設置
1990年 皇太子殿下御来県記念『白磁壷』献上(愛媛県)(グレイスフルブチ)
天皇陛下御即位大誉祭祝品謹製
『染付大和式山水絵花瓶』絵付初代中元竹山師合作、献上(愛媛県)
1991年 松山空港大モニュメント『えひめ三美神』制作
1992年 『白い地球(生命の星)』焼成。翌年東京サミットで展示
1993年 天皇陛下御来県記念『白磁石鎚山松山城乃図浮彫壷』献上(愛媛県)
1995年 祝 国連50周年 『生命の碧い星』ジュネーブ国連欧州本部へ砥部町が寄贈
1996年 日本国連協会40周年記念表彰受賞(県内初)砥部町文化功労賞受賞
1997年 タイ、ランパンCDCにて大物ロクロ指導(JICA)
1998年 『白磁器』日本伝統工芸士会会長賞受賞(優秀デザイン優秀伝統技術)
1999年 『白磁獅子頭耳蓋付壷』砥部町文化祭町長賞受賞(砥部町永年保存)
2001年 伝統工芸功績賞(経済産業大臣)優秀技能者賞(県知事)
2003年 アフガニスタン、イスタリフ焼等視察及び調査(国際交流基金)
2007年 愛媛県政発足記念日知事表彰受賞
2009年 現代の名工・卓越技能章受章(厚生労働大臣)
2012年 日中国交正常化40周年 『北京の碧い星』焼成
2013年 黄綬褒章受章(陶磁器製造工)
2015年 『生命の碧い星』J.F.ケネディセンター(米国ワシントンD.C.)寄贈
2020年 愛媛県無形文化財認定

砥部焼は愛媛県松山市郊外、伊予郡砥部町付近で生産されます。

砥部焼

焼き物の歴史はとても古く、砥部町周辺には6~7世紀の須恵器の窯跡が10基以上も発見されています。現在の砥部焼も240年以上の古い伝統と歴史があります。

 

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※化粧箱等のご要望がありましたらお気軽にご連絡ください。
※オンラインショップに掲載以外の商品もございますので、お気軽にお問い合わせください。

 

TEL : 0568-25-4454

mail : info@gallery-rin.jp

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