陶磁器の歴史を知る里へ


砥部焼&白潟八洲彦コラム 全8回

  1. 砥部焼の魅力について
  2. 陶器と磁器の違い
  3. 伝統工芸品・砥部焼の歴史と伝統を守る砥部町
  4. 砥部焼の歴史
  5. 砥部焼の工程とお手入れ
  6. いろいろな用途に使える器
  7. 砥部焼の器は贈り物にも最適
  8. 砥部焼とジャポニズム

砥部焼の魅力について

砥部焼が生まれたのは江戸時代とされ、現代までその技術は人から人へと受け継がれてきました。
一つ一つ丁寧に人の手によって作られた砥部焼は、古い歴史と伝統が守られてきた象徴とも言えます。
カジュアルなデザインが多いため、焼物に対して敷居が高いイメージをお持ちの方でも親しみやすいでしょう。

陶器と磁器の違い

磁器の方が陶器に比べて1.5倍硬いから、割れにくいです。箸で叩いてみると、磁器は陶器に比べて高い音がします。お湯を入れると、磁器の方が陶器に比べて熱伝導率が高いために熱くなりやすいです。光を当てると、磁器は陶器に比べて透けて見えやすいです。

伝統工芸品・砥部焼の歴史と伝統を守る砥部町

砥部町では自然の中でゆったりした時間の流れに身を任せてください。郷に入れば郷に従え。せっかく都会の喧騒を離れて、美しい自然豊かな砥部の山里へ来たのだから、たまには自分へのご褒美にとっておきの贅沢をすることもおすすめです。2012年8月号の家庭画報でも7ページにわたって紹介されたTOBE オーベルジュリゾート。ギャラリー凜のHPの撮影にもご協力いただいたお宿がオススメです。実際に轆轤と絵付けの体験をしたいと思ったら、砥部町陶芸創作館などで体験できます。ろくろ成型や色・絵付けでオリジナルの作品を作れるため、子供から大人まで楽しめます。

砥部焼の歴史

絶え間なく技術が改良されていく中、明治以降砥部焼は「伊予ボール」の名で輸出されるようになり、海外でも注目され始めます。1893年(明治26年)シカゴ世界博覧会で砥部焼の淡黄磁が出品され一等賞に輝きました。戦争の関係で一時期は生産・販売が落ち込んだものの、戦後は手作りの良さが改めて評価されたことで、ろくろや絵付けなどの技術向上はもちろん、近代的デザインへの後押しも多く行われました。昭和28年には民芸運動の指導者、柳宗悦、浜田庄司が陶芸指導をしました。

砥部焼の工程とお手入れ

砥部焼は磁器の仲間になるため、使用前の煮沸処理は不要です。また、市販の洗剤・漂白剤は使用できますので、お手入れも簡単です。使用後の食器洗いの際は、砥部焼は丈夫な器ですが、中にはデリケートな作品もございますので、できるだけ手洗いをおすすめいたします。

いろいろな用途に使える器

shirakataの砥部焼はシンプルな白色が特徴であるため、花の色や種類を気にすることなく自由に生けることができます。お花屋さんで買った花でなくても、自宅の庭先やベランダ-のプランターに咲いた季節の草花をsirakataビアカップ、タンブラーや酒器に挿すのも素敵です。

砥部焼の器は贈り物にも最適

湯呑みやカップは少し厚手に作られており、冷たい飲み物はもちろん熱い飲み物も安心して飲むことができます。ろくろで作られた器は手になじみ、器の重みが手を安定させて、持ち手に伝わる程好い冷たさ・温かさを気持ち良く感じ取ることができます。

砥部焼とジャポニズム

近年改めて、日本の伝統工芸は海外から注目を浴びています。フェンディやグッチといった海外高級ブランドが漆塗りや刺繍を取り入れたハンドバッグを販売したり、古くからジャポニズム(※1)に造詣が深く、ロゴのモノグラムは日本の家紋からインスピレーションを得たという「ルイ・ヴィトン」は、輪島塗とコラボレーションした小物箱の逸品を発表しています。カラオケ、マンガ、柔道、華道、盆栽など海外で人気の高い日本文化や、オリンピック効果と相まって、ジャポニズムの再来があるかもしれないと思わせるほどです。